武蔵野美術大学が主催する「自由研究的ビジネスのつくりかた」は、クリエイターのための3ヶ月間プログラムです。受注型の仕事から一歩はみ出し、感じてきた違和感や納得できなさ、引っかかり、個人的な関心を出発点に、自分起点のスモールプロジェクトを言語化し、小さく試し、外に出すことに取り組みます。起業や事業化を目的とするのではなく、表現や制作の延長線上で「続けられる仕事のかたち」を探ることを重視します。正解や完成度に縛られず、自由研究のように試行錯誤するプロセスを通じて、結果として起業という選択肢が立ち上がる土壌を育てます。
<本プログラムについて>
◆まず、こんな気持ちがある方へ
・クライアントワークは続いているけれど、少し疲れている
・生活はできている。でも、このまま何年も続ける想像ができない
・自分の名前で仕事をしている実感が、だんだん薄れてきた
・やってみたいことはある気がするけれど、後回しになっている
・誰かに相談したいが、うまく言葉にできない
もしひとつでも当てはまるなら、このプログラムは、あなたのためのものかもしれません。
◆ビジネスを始める前に、もう一度「自由研究」を
自由研究的ビジネスのつくり方は、起業塾でも、創業支援プログラムでもありません。
正解のある事業計画をつくることや、すぐに起業することを目的にはしていません。
このプログラムで大切にしているのは、
・なぜか気になってしまうテーマ
・これまでの仕事の中で感じてきた違和感や納得できなさ、引っかかり
・「やりたい」というより、「離れられない関心や偏愛」
そうした個人的な関心を、ちゃんと仕事として扱ってみることです。
まずは、自分起点のスモールプロジェクトをひとつ立ち上げ、小さく外に出してみる。
その結果として、「これは続けられそうだ」と感じられたときに、起業という選択肢が、自然に立ち上がってくる。
自由研究的ビジネスのつくり方は、その“手前の時間”を、きちんと取るための3ヶ月間です。
◆このプログラムでやること
このプログラムでは、「事業」ではなく「プロジェクト」と呼びます。
完成度や売上よりも、自分の言葉で語れるプロジェクトが、外に出ていることを大切にします。
<3ヶ月後の状態イメージ>
・自分で企画したスモールプロジェクトが1つ立ち上がっている
・「誰の、どんな困りごとに向けたプロジェクトか」を説明できる
・次に何を試すかが、具体的に見えている
未完成でも構いません。まず一度、世に出ていることが価値です。
<成果物の例>
・小さなサービスやワークショップの実施
・note・ZINE・プロダクトのリリース
・月1回の実験的プロジェクト開始
・自分のプロジェクトを言語化した1枚の企画書
・クラウドファンディングの開始
◆プログラム内容(全5回)
・第1回|自由研究的ビジネスのつくり方講座
4月11日(土)15:00〜18:00
クライアントワークを否定するのではなく、そこから一歩はみ出すための視点を整理します。仕事の主語を、自分に引き戻すところから始めます。
・第2回|プロジェクトアイデア立案ワークショップ
4月22日(水)19:00〜21:00
見つけた関心や違和感を、スモールプロジェクトとして形にしていきます。「外に出せる最小単位」を考えます。
・第3回|中間発表とフィードバック
5月13日(水)19:00〜21:00
途中段階のプロジェクトを持ち寄り、参加者・メンターからフィードバックを受けます。未完成での発表を歓迎します。
・第4回|価値交換のモデル構築ワークショップ
5月27日(水)19:00〜21:00
プロジェクトを「続けられる仕事」にするために、価値の届け方・受け取り方を整理します。
起業を前提にせず、「続くかどうか」を軸に考えます。
・第5回|最終発表
6月20日(土)14:00〜17:00
3ヶ月間で取り組んできたプロジェクトを発表します。
成果の大きさよりも、自分の言葉で語れているかを大切にします。
◆サポート体制について
・プログラム期間中(3ヶ月間)は、武蔵野美術大学 市ヶ谷キャンパスにある交流と創造を育むコワーキングスペース 「Ma」 をプロジェクトのワークスペースとして利用できます。
・プロジェクトの相談や壁打ちができる、メンターによる個別面談の申込みが可能です。
※事前予約制/オンライン・対面対応
◆このプログラムが向いている人
・クライアントワーク中心の働き方に、少し違和感がある
・起業に興味はあるが、いきなり踏み出すのは不安
・正解のないところから、仕事をつくってみたい
・自分の関心を、ちゃんと仕事につなげてみたい
・同じように悩んでいるクリエイターと話してみたい
◆向いていないかもしれない人
・すぐに売上を上げたい
・明確なビジネスモデルや正解を教えてほしい
・事業計画や法人化がゴールである
・完成したアウトプットだけを求めている
◆最後に
このプログラムは、「急がせない代わりに、誤魔化させない」場です。
すぐに答えが出なくても構いません。立派な計画がなくても大丈夫です。
ただ、自分の関心から仕事をつくることを、一度、ちゃんとやってみる。
その時間を取ってみたい方の参加を、お待ちしています。
<募集要項>
◆応募締め切り
2026年3月23日(月)12:00まで
◆説明会開催
プログラムへの参加を検討する方は、ぜひご参加ください。
・説明会開催日時:2026年3月6日(金)19:00〜
・場所:オンライン開催
・参加費:無料
・説明会参加申込みフォーム
https://ma-incu2.peatix.com
◆募集人数
15人
※エントリーフォーム記載内容に基づき、事務局にて選考させていただきます
※選考結果につきましては、応募時に回答いただきましたメールアドレス宛に3月27日(金)までにご連絡させていただきます。
※選考結果に関する個別のお問い合わせには一切対応いたしません
◆参加費
一般参加/35,000円(税込み)
参加費には以下が含まれます
・全5回の講座受講
・プログラム期間中のコワーキングスペース「Ma」フリースペースの利用
・メンターによる個別面談サポート ※事前予約制
※Maのフリースペースのご利用は5月30日の最終発表日までとなります。なお、個室や会議室、キッチン等の利用は対象外となります。
※受講料振込先については、参加決定後にご案内いたします。
※一度受理した参加費は、理由の如何を問わず返金はできません。
※プログラム終了後も継続して場所の利用をご希望の場合は、入居申込みフォームより申込動機や必要事項をご記入の上、送付ください。(書類/面接審査あり)
Ma入居者対象参加費:15,000円(税込)
・全5回の講座受講費
・メンターによる個別面談サポート ※事前予約制
◆参加対象
・年齢、職種などは問いません
・プログラムの全日程に参加できること(本プログラムは現地開催です。オンライン配信やアーカイブ録画はございません)
◆エントリー方法
https://ma-incu.musabi.ac.jp/1
上記のインタビューをお読みいただいた上、下記のPeatixページよりお申し込みください。
https://peatix.com/event/4837582/view?k=efadd2ff6fece1c7b7ddfa4f16a0dd5d3436ec34
◆主催
武蔵野美術大学
※問い合わせ先
ma.sougyou@gmail.com(平日10:00-18:00対応)
お問い合わせは、3営業日以内に返信いたします
※個人情報の利用目的・取り扱いについて
応募フォームにご記入いただいた個人情報は、審査結果に関する連絡、受講中および受講後の管理、各種事務連絡、本学で実施するイベント等のご案内、アンケート等の本プログラム改善のための取り組みにのみ使用し、第三者に提供することはございません。なお、武蔵野美術大学のプライバシーポリシー(個人情報保護方針)は、下記ページよりご確認ください。
https://www.musabi.ac.jp/outline/effort/privacy/
<FAQ>
Q1. 起業を前提に参加する必要はありますか?
いいえ、起業を前提としたプログラムではありません。
本プログラムは、やってみたいプロジェクトを言語化し、小さく試してみることを目的としています。その結果として「これは続けられそうだ」と感じた場合に、起業が選択肢として立ち上がる、という位置づけです。
Q2. ビジネスアイデアがなくても参加できますか?
問題ありません。
多くの参加者は、「はっきりしたアイデアがない状態」からスタートします。これまでの仕事の中で感じてきた違和感や引っかかり、個人的な関心を出発点に、プログラムの中でプロジェクトを形にしていきます。
Q3. クリエイターであれば、どの分野でも参加できますか?
はい。分野や職種、年齢は問いません。
デザイン、アート、映像、写真、編集、ライティングなどのクリエイティブ関連職ではなくても、企画など、クリエイティブな実践を行ってきた方であれば、どなたでも参加可能です。武蔵野美術大学の卒業生である必要もありません。
Q4. 売上や収益を出すことは求められますか?
売上創出を必須のゴールとはしていません。
本プログラムでは、完成度や収益よりも、「続けられる仕事のかたち」を探ることを重視します。価値交換の考え方は扱いますが、無理にビジネスとして成立させることは求めません。
Q5. 忙しくても参加できますか?課題や宿題はありますか?
本業やクライアントワークと並行して参加できる設計です。
重い宿題はありませんが、自分のプロジェクトについて考え、試す時間は必要になります。3ヶ月間、少しだけ自分の仕事に向き合う余白を取れる方に向いています。
Q6. プログラム終了後はどうなりますか?
修了後の進路は人それぞれです。
プロジェクトを継続する方、起業に進む方、一度立ち止まって考える方もいます。
本プログラムは、「何かを始めなければならない」場ではなく、「次の選択を自分で決められる状態」になることを大切にしています。
<メンターの紹介>
◆酒井博基
d-land代表、武蔵野美術大学実験区プロデューサー
1977年和歌山県生まれ。武蔵野美術大学大学院修士課程修了。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科博士課程中退。
視点をデザインし、未来を拓くクリエイティブカンパニー「d-land」代表。「中央線高架下開発プロジェクト(コミュニティステーション東小金井)」「武蔵野美術大学実験区」「日野市妄想実現課」など、地域・大学・自治体の共創プロジェクトを数多くプロデュース。グッドデザイン賞ベスト100および特別賞[地域づくり]など受賞歴多数。
著書に『ナラティブモデル 一人称視点から始めるビジネスデザインの思考法』(武蔵野美術大学出版局、2025年)、企画・監修した書籍に『ウェルビーイング的思考100 〜生きづらさを、自分流でととのえる〜』(オレンジページ、2023年)がある。
◆織戸龍也
建築家・暮らし探求家、株式会社岩淵家守舎 代表取締役
1988年東京都足立区生まれ。
武蔵野美術大学卒業後、アトリエ系建築設計事務所へ入社。
建築家としてのキャリアをスタートさせる。
その後、2017年に独立。
建築家として建物や内装を作るだけでなく「まちづくり」にまつわるさまざまな事業を、東京都北区岩淵町を中心に展開している。
現在の手がけている事業は、DIY賃貸運営、長屋リノベーション、シェアキッチン、コワーキングスペース運営、クラフトビールブランド運営、コミュニティマネージャー、地域マルシェ運営、創業支援、観光産業プロモーションなど、活動の幅は非常に多岐に渡る。
◆河野奈保子
プロジェクトデザイナー
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。
在学中からNPO等市民活動や生涯学習領域に関心をもつ。同大学研究室退任後、市民活動支援センターで官民連携プロジェクトの伴走支援、greenz.jp(NPO法人グリーンズ)での地方創生プロジェクトや教育事業、NPO法人soar生涯学習講座の立ち上げ・運営を行う。
現在は武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスの社会連携拠点1/M(イチエム)のキュレーター、同大学インキュベーション施設「Ma」のコミュニケーターとして活動しながら、生涯学習とデザインをテーマに研究を続けている。
武蔵野美術大学 通信教育課程非常勤講師
明星大学デザイン学部デザイン学科非常勤講師